もうすぐ40になろうとしている既婚者です。そんな私の体験談を紹介します。
あるあるだと思いますが、既婚者でも彼女を欲しいと思っている男性は多いと思います。私はというと欲しくないと言ったら嘘になりますが、あまりリスクを負いたくないので「仲よく過ごせる女性がいたらいいな」と思う程度でした。
そんな私に「サブカノ」ができました。(彼女も『サブカノでいいよ』というスタンスなのでここではあえてサブカノと表現します)
ここでは何故そんな関係の女性ができたのか、どんなことをしているのかということについて簡単に紹介したいと思います。
何故こんなかわいいサブカノができた?
まず簡単にサブカノの若菜(仮)のプロフィールを紹介します。
若菜は新卒2年目で私より一回り半以上年下です。自分で言うのもなんですがかなり可愛い(会社の広報誌に載ったり、社員募集の際、宣材写真に使われたりするくらい)です。胸はそこまでないのですが、スタイルはよく会社でモテています。
部署は違うのですが接点があるため週2,3回は顔を合わせます。
一方私はというと、15年前くらいに結婚をして以来女性関係といったらお店に行くという程度で、女性からアプローチを受けるなんていうことはありません。嫌われこそしていないものの、恋愛対象に上がるということはまずない感じです。
なぜそんな女性とお近づきになれたか。きっかけはバーでした。
なんかの拍子に「バーへ行くのが好き」という話をしたら「行ったことないから今度連れて行ってください」と言われました。社交辞令かと思いきや会社で顔を合わせると2回に1回は「連れて行ってくださいよ」と言われます。(後から知ったことですが若菜には彼氏はいるようです。しかも社内に…)
冗談ぽく「今日行くから行く?」と聞いたらまさかの「行く」との返事…。
そんなこんなで一緒にバーへ行くことになりました。
バーは大人の世界だったらしい
居酒屋しか知らなかった若菜にとってバーはシックで『大人の世界』という様でした。トーンが落ち着いている雰囲気と見たことのないお酒が並ぶその空間は日常からかけ離れるのにぴったりらしかったです。
これは私の印象ですが居酒屋の場合ワイワイしているから自然と声が大きくなったり、話の内容も明るい感じになったりと、いわば「オープン」という雰囲気になります。一方バーは基本静かなので声のボリュームが抑えられ、あまり自分をさらけ出さず「クローズ」という感じになります。(もちろん人によるとは思いますが)
この適度な「クローズ」が物理的、心理的に2人を近づける役割となります。
話を戻しますが、バーの『大人の世界』は若菜にとって軽い憧れにも似たような場でさらにそこへ連れて行った私に対しても好感を持ってくれたようです。薄暗いお店でお酒が進むため、話は「男女の話」や「内緒の話」に発展していきました。
バーで打ち明けた若菜の暴露話
お酒の力もあってか若菜は「それ言ったらダメなやつ」というエピソードを何個か暴露しました。私よりも恋愛経験が豊富で良いことも悪いこともたくさんしてきたようです。そんな話を特に親身になるわけでもなく、かといって面倒だと思うわけでもなく、淡々と聞いていました。
案外、それがよかったみたいです。
美人でメンヘラな若菜の周りには「寄ってくる」か「突き放す」という男性しかいないらしい。それに対して適度な距離感を保っている私はバーのように「大人の男性」に見えたのでしょう。そして次第に敬語が抜けてボディタッチが多くなっていきました。
「帰りたくない」と言い出す若菜に対し「帰れ」と押し問答が何回か続きました。ようやく「じゃあ送って」という話で落ち着きました。
と、まぁみなさんご存じのように家に送ったら「じゃ!」なんていう男がいる訳もなく…。
その後、サブカノと彼ぴっぴに
その後どうなったかというと話の冒頭に戻るわけですが、「サブカノ」「彼ぴっぴ」(要はお互い2番手)という仲で落ち着いています。専ら若菜の彼氏の愚痴を聞く役に回るわけですが(そして彼氏が変わるサイクルが早い…)月1くらいでバーに行っています。
燃えるような恋ではなく、かといって体だけの関係という冷めた関係でもなく。たまに「パパ」と言われ、たまに「かわいい」と言われる。
彼氏、彼女にしたい関係というわけではなく、ふとした時にいて欲しい存在という関係でお互い適度な距離感で付き合っています。