今回は学生時代の甘い体験談。
誰にでも「どうしても付き合いたい相手」という人はいると思います。
私は学生時代、2つ上の男性と何としてでも付き合いたいと思っていました。
でもその彼には彼女がいて、しかも私はただのコンビニ客。どう考えても諦めなければいけない状況下で私は根気強くコンビニに通いつめました!
不快な思いをする方もいるかもしれませんが、よかったらその時の体験談を聞いてください。
コンビニで衝撃の出会い!イケメンのお兄さん!
ある日、いつものように何気なくコンビニに入り、お菓子を手に取りレジに向かいました。
コンビニのヘビーユーザーだったので、この時間帯の店員はメガネをかけた小太りのお兄さんというのは頭に入っていました。
が、その日いたのはめちゃくちゃイケメンのお兄さん。思わず持っていたものを落としそうになりました。(あまりの衝撃に商品をどう買ったか、どうやって店を出たかを全く覚えていません…)
あまりにも好きすぎる顔だったので店を出た後、遠巻きに彼を見たのですが、何度見ても100点のルックス。私はいてもたってもいられなくなりました。
コンビニにもう1度入り直して何か他に買おうか迷いましたが、いきなり「変なやつ」と思われても困るのでなかなか買いに行く勇気がでません。
心の中では葛藤が…。
「明日いるとも限らないし行くしかない。でもあんなイケメンが私の相手してくれるわけもないし…」
そんな葛藤の末、結局彼のもとへ行くことが出来ませんでした。
それでも家に帰ってから彼を思い出すと、何も手につかなくなるくらい彼以外何も考えることができませんでした。
そして「明日は絶対話す!」と心に誓いました。
イケメンのお兄さんと再会、そして会話
翌日、もう一度コンビニへ。
ところがイケメンのお兄さんはいませんでした。
「昨日声掛けに行けばよかった」という思いと「仮に昨日彼のもとへ行ったとして何を話せばよかったのか」という思いで、感情がぐちゃぐちゃになっていました。
でも逆に「毎日いるわけではない」というのがよかったのかもしれません。
その次の日、もう一度コンビニへ。
イケメンのお兄さんがいました!
お茶を買うついでにさりげなく話しかけてみることに。イケメンのお兄さんと話す口実として、他のコンビニ店員の鈴木さんをダシとして使わせてもらいました。
もっと話したかったけど、いきなり話すぎても、うざがられると思ってこれくらいで切り上げました。
イケメンのお兄さんと仲良しに!そして告白!
そしてその日以降、毎日コンビニへ行ってイケメンのお兄さんと話をするようになりました。話していくうちに話す内容もフランクになり、「彼女いるの?」とか「今度ご飯奢って」と言える仲に。
そして彼女がいるとは分かっていたのですが、どうしても彼を諦めることが出来ず、意を決して告白することにしました。
彼がバイト終わるのを待って、出てきたところを勢い任せに言ってしまいました。
1度言ったら結構やけになるもので、再度「彼女にして欲しいんやけど」と言ってしまいました。もちろん振られましたが、相手に彼女がいたから逆にサラッと言えたのかもしれません。
ショックは受けましたが、「そりゃそうだよね」と思い、「じゃあまた明日」と言ってその場を立ち去りました。
振られても諦めきれない!告白!告白!
翌日はコンビニに行きづらかったのですが、ここで行かなかったら一生彼とは付き合えないと思い、行くことにしました。
最悪「昨日のことは忘れて」と言おうと思っていたのですが、いつも通りの会話が出来たので諦めないことにしました。
どうしても付き合いたかったので、一週間くらいしてまた告白しました。そしてまた撃沈。
1回目ほどショックは受けなかったし、「またかよ」と言いながら少し笑っている彼を見て「もしかしたら可能性ゼロじゃない?」と思うようになりました。
2回告白したら、はっきり言って何回告白しても変わりません。「好きなんやけど」とか「ほんま付き合ってほしいんやけど」と、会うたびに自然と言うようになりました。
8回目の告白…!え…?
そして8回目のことです!いつもと同じように店の前で待っていて(今思うとほんとストーカーですよね…)いつもと同じように告白。
振られる準備しかしていなかったので、あまりにも間抜けな返答しかできませんでした。
嬉しさより驚きが勝って、逆に話すのがぎこちなくなってしまった私。
何もできない私の手を引っ張るようにして手をつないでくれたことだけは今でも覚えています。
8回目の告白で彼氏になってもらえたものの…
少女漫画ならここでゴールインという感じですが、実際はその続きがありますよね。
さて、その続きはと言うと『結構あっさり別れてしまった』という結末。
彼とは毎日、公園の東屋で横に並んで手をつなぎ、たまにキスをして。もちろん幸せだったのですが、一目ぼれした時の「キュン」を上回ることができなかったのです。
彼氏になってくれるまでは、ものすごい熱を上げていたのですが、いざお付き合いすることになったら「どうすればいいんだろう」という気持ちに。
そんなこともあり、次第に会う回数が減り、連絡回数が徐々に減り、私がコンビニへ行く回数が減り、なんとなく別れることに。
付き合う前に労力を使い過ぎたのか、8回も告白して大好きな彼を攻め落としたという割に妙にあっさりした結末でした。
私と付き合ってくれてありがとう
それでも今思うといい思い出で「付き合ってくれてありがとう」という感謝しかありません。
そしてその一方で、当時彼と付き合っていた彼女に対しては、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
私と付き合ってくれてありがとうございました!
そして彼女さん、彼を強引に奪ってしまってすいませんでした。