旦那や彼氏に浮気をされた。もしくは夜のお店に行って全然自分の相手をしてくれていない。そういう女性は少なくないと思います。
かくいう私も同じで結婚3年目あたりから夫から徐々に相手にされなくなり、結婚前の優しさは見る影もありません。
それまで「結婚して浮気をする女性は信じられない」と思っていたのですが、そういう状況になってしまうと「優しくしてくれる男性いないかな」と思ってしまう訳ですよ…。そしてそういうスタンスでいると今まで何とも思っていなかった同僚が少し良く見えてしまう訳で…。
ここでは私が同僚と仲良くなった経緯について話したいと思います。
怪我の功名?ときめきを求めた私
これから話すお話は、思いがけないきっかけで私にとって良い結果をもたらしてくれました。まさに「怪我の功名(けがのこうみょう)」といっても過言ではありません。
夫の浮気とモラハラ
最近よく耳にするモラハラ夫。私の夫がまさにそれです。共働きで給料は同じくらいなのに「俺の会社は昇給率がいいからいずれお前の給料と大きく差が出る。だから家事はお前がやれ」と訳の分からないことを抜かします。
まあ、一人暮らし経験のないマザコン野郎で一度洗濯を任せたら「やり方が分からなかった」という事で半日洗濯物を水浸しに晒されていた経緯があり、「こいつには何をやらせてもダメだ」という感じなのでいいですけど…。
それならそれで口を出さなければいいのにあれやこれや口を出し、私を困らせます。
まあ、あれがあれでああなので別れたいとは思わないのですが、何というか、典型的なダメ夫です。
更にそんなダメ夫が浮気をしているもんだからあきれるしかありません。理由を問いただしても「つい魔がさして」と理由にならない理由を言うのです。
とまあ、私はこういう状況下にいるのです。
腹いせ?気分転換?
夫の浮気に関して、1度目は許しましたが(許したというか何もしなかった)2度目の浮気には呆れ、「私も浮気するからね」と言ってしまいました。その時どんな顔をしていたかは分かりませんでしたが、少し応えたようです。
私は本心で言ったわけではないのですが、「そういう選択肢もあるのか」と妙に自分自身が納得した感じになってしまいました。そしてなんとなくですが職場の男性に目が行くようになりました。
それまでも仲のいい同僚の男性と食事をしていたことはあったのですが、急に男として見るようになってしまったのです。ルックスはいまいちなのですが、妙に気が利いて話が面白く、「彼女はきっと大事にされているんだろうな」と思う様になりました。
それ以降、嫉妬する筋合いなんてないのに「ふーん今日デートなんだ」とか「残業していていいの?」とか気にかける様になりました。
そしてとうとう酔った勢いで「彼女ずるいんだけど」と言って甘えてみて、彼を困らせてしまいました。
ときめく私…。ときめきは必要…。
ある時、仲のいい同僚の彼はなんとなく「こいつ誘ったらオッケーなんじゃない?」と思ったらしく、(後日談)今まで行ったことのない個室で2人きりになりました。といっても漫画喫茶ですが…。
そこで手をつなぎ添い寝をしました。
ずっと頭をなでてくれて…飲み物を持ってきてくれて…毛布を掛けてくれて…。
まるでお姫様のような扱いにうっとりさせられっぱなしでした。
漫画喫茶という事で過ちはなかったのですが、寝ている状態で後ろからハグをされてドキドキが止まりませんでした。
本心を言うと「このまま泊まっちゃいたい」という感じでしたが、そこまで行くと後ろめたい気でいっぱいでした。でも「先にやったのは向こうだし、これは浮気じゃないし」と自分に言い聞かせ「もうちょっといたい」と言って3回も時間を延ばしてしまいました。
そんな彼がいるから少しだけときめいている自分がいます。
彼ぴっぴを作った理由はときめきたいと思ったから
そんな彼は私の中で「彼ぴっぴ」と位置付けています。
夫が浮気をしなかったら気づかなかった彼の魅力に気づけて良かったと思うし、(だからといって浮気をしてくれてありがとうとはなりませんよ!)既婚者でも彼ぴっぴを作って、ときめいてもいいのではないかという考えにもなりました。
とはいえ、この関係は良さばかり見えるので踏み込み過ぎないように私達なりにルールを作っています。
・漫画喫茶以上の所には行かない(それ以上イチャイチャしても不自然ではない所という意味)
・デートは週2回(漫画喫茶は週1回)まで
・お互いの家庭、彼女を大事にする
・ハグ以上のことはしない(でも不可抗力はしょうがない…)
・連絡は1日4回まで
・写メは交換しない
など!
最後に、よく「出会いがない」とかいう言葉を耳にしますが、私もそう思っていたタイプです。
でも、少し視点を変えたらすぐ近くに素敵な男性はいるかもしれません。彼氏じゃなきゃヤダとか思うかもしれませんけど「都合のいい関係」を一度味わってみると悪いものではないと感じるかもしれません。
彼がいる人でも夫がいる人でも「この人彼ぴっぴにしたいな」という人をピックアップしてみたら(声をかけなくてもいいです)少しときめくことができ、毎日が少しだけ楽しくなるかもしれませんよ!