「青い鳥は近くにいる」
「男なんて星の数ほどいる」
「いい男は身近に潜んでる」
なんていう言葉聞いた事ないですか?「そんな訳ないでしょ」と思いますよね。
では「いい男は誰かのもの」という言葉はどうでしょう。これは「ごもっとも!」と思いません?
私の好きになる人は常に彼女持ちだったり奥さん持ちだったりでした。なんなら「相手がいる人を好きになってしまう性質か?」とも思ったくらいです。
つまりいい男はそばにいない。もしくはいたとしても誰かのものであると言うのが私の定説だった訳です。
従兄弟は遠い存在?従兄弟と恋愛?
ではどうしたらいいか。
「遠くを見ればいいのではないか」そんな発想に辿り着いた訳です。
では遠くを見るとはどういうことか。
なんの脈略もない人を探す?距離的に遠い人を探す?
「いやいや、仮にそれでいたとしてもどうするの?遠恋?」と思いながらも脳内で彼氏探しの旅に出ていました。
そして気づきました。そういえば遠いけど親しい男が1人いた、と(先に種明かしをするとめっちゃ近い存在故に逆に遠く感じていました)。
従兄弟です。
従兄弟は近いけれど遠い存在!まさに灯台下暗し
「従兄弟ならめっちゃ近い存在じゃん」と思いますよね。
ただその時私はこう考えた訳です。例えば兄弟がいたとしたら恋愛対象にはなりません。つまり近いけど遠い存在になる訳です。(これに関しては反論されるかもしれませんが少なくとも私はそう思っています)だとすると従兄弟は次に遠い存在なのではないかと思った訳です。
そして従兄弟の事を考えた訳ですが、冷静に分析すると「おいおいおい、意外といい男なのではないか?」と思ったのです。
たまにやり取りする中だったため「今度カラオケでもいかん?」と言ったら簡単にオッケーをもらいました。
そこで初めて従兄弟を男として見るようになったのです。
いってみればカラオケデートです。意識すると妙に恥ずかしくなり、逃げ出したくなりました。今までだったら相手が飲んでいた飲み物を「ちょうだい」と言ってもらう事ができたし、「彼女いるの?」なんて気軽に聞くことができましたが、それが急にできなくなりました。
さらに気付いた訳です。
ナカナカイケメンダト…
終始ギクシャクしていた訳ですが、結局そのまま相手の家に行き、部屋に行き(何をしたというわけではないが)楽しいひと時を過ごしました。
そして私は事あるごとに従兄弟を誘い遊びにいくという事を繰り返しました。頻繁に会ううちに向こうも意識するようになったらしく、
「なんか俺たち付き合ってるみたいじゃね?」
「もうこの際付き合っちゃおうか」
なんていう会話が自然と飛び交い、なんとなく付き合うことになりました。
女は化けるが男も化ける
その時思ったのが女は化けるが男も化けると言う事です。従兄弟は私より年下だったためいつまでもクソガキだと思ってたのですが、いつのまにかたくましくなっていて頼りになっていました。(今では私が甘えまくっています)
見方を少し変えただけで相手が恋愛対象になり、さらに思いのほかいい男だったと言う事はある様です。私にとってはその相手がたまたま従兄弟でしたが、それが元彼だったり、近所に住んでいる方だったりするかもしれないです。
実は近くにいる人が遠かったというケースは少なくないと思うので脳内で彼氏を見つける旅を実施すると思いがけない発見があるでしょう。
そしてその時「あいつはクソガキだったからな」と一蹴しないで「どう変わったんだろう」と思うことで新たな出会いにつながることもあります。
もちろん、従兄弟同士の恋愛に対して否定的な人もいるかもしれません。
ですが私はめっっっっちゃおすすめです!