ルックスがいいわけでもない、お金があるわけでもない。さらにはメタボ。奥さんからも娘からも相手にされず、男としての人生を終わらせてしまったと思っていました。
しかしそんな私にも中年のご褒美ともいえる奇跡が起きました。
それは「サブカノ」ができたことです。とはいえ、マッチングアプリに登録したり、どこかに出会いがないか血眼になって探していたりしたわけではありません。本当にひょんなことからといった感じで出来てしまいました(今でも信じられないためあまり調子に乗ってサブカノとか言いたくはないのですが…)
ここではこんな私になぜサブカノができたのか、後々分析すると何が良かったのかという事について体験談を話しながら紹介したいと思います。
メタボな男のプロフィール
まずは私の簡単なプロフィールを身バレしない程度に紹介したいと思います。
年齢は40代中盤。既婚で娘が2人います。
典型的なうだつの上がらない父親という感じで、家庭内では発言権がありません。(次女と軽く話をする程度)さらに以前家内に2度ほど浮気された経緯があります。(1度は謝られましたが、1度は開き直られました…)小遣いは結構少なく、まあまあなメタボ体型です。(昔は箱根駅伝を目指していてそこそこ引き締まっていたのですが結婚してから35キロ太りました)
つまり、家庭内ではもちろんのこと、家庭を出てからも女性に相手にされることはないという事です。
メタボな男にできた奇跡のサブカノ
さて、出会いなんて今後1ミリも期待できない私ですが、会社の部下とは仲が良く、つるんでいます。
その会社の部下の誘いがきっかけでサブカノができ、今でも仲良くさせてもらっています。
サブカノができたきっかけとなった誘い
ある日、会社の部下の運動が好きな奴から「ランニングクラブの練習があるから来ませんか?」とお誘いがありました。私が元駅伝部だったという事を知っていたため誘ってきたのでしょう。会社から練習場までは目と鼻の先だったのでほんの少し「行ってみようかな」という気になりました。
昔と比べて太ったものの、少しは走れるだろうと思っていたのですが、実際走ってみると恐ろしいほど走ることが出来ません。3キロ走るのがやっとで現役時代の倍以上もタイムがかかってしまいました。
それでも昔を懐かしむことができたのでこの日以降、ランニングクラブの練習に参加させてもらうことにしました。
ランニングクラブで女の子と出会う
ランニングクラブには結構人数がいて、タイムによってグループが細かく分かれていました。
私は1番タイムが遅いグループに組み込まれ、そのグループはちょっとぽっちゃりした女の子と55歳のおじさんと8歳の少年と私の4人。
ランニングクラブの練習は走っては休みを繰り返し、休んでいる時には同じグループの女の子から何度も話しかけられてました。「きついですね」とか「陸上やってたんですか?」という話から始まり、徐々に会話頻度が増えていきました。
そうしていくうちに、むしろ練習より会話がメインと化していました。
過去を思い出し、無心で走った
ランニングクラブの練習に参加するようになってから、私は走ることを日常化させました。
誤解がないように言いたいのですが決して同じグループの女の子にいい格好を見せようと思ったわけではありません。若い時の頃を思い出したのです。闘争心に火が付いたというか、箱根を目指していたころを思い出し、毎日5キロ走るようにし、お酒の量もかなり減らしました。
それでも最初の3週間は思う様に体重も減らなかったし、タイムも伸びませんでした。
しかしタイムだけをひたすら追っていたら、4週間目には7キロ落ち、タイムも想像以上に伸びました。そうなると女の子から「急に速くなってません?痩せました?」と言われるようになったのです。
毎週3回の顔合わせ…そしてサブカノに!
私のタイムが良くなったため、同じグループだった女の子とは別グループになってしまったのですが、練習後に話すことが逆に増えました。その時、1人でコッソリ練習をしている(通称コソ練)と言ったら、その子も「一緒にやりたい」と言って来て、練習日とは別に週2回ジョギングをすることになりました。
毎週3回も顔を合わせると色々な話が飛び交います。
元々人懐っこい子で「かっこよくなった」とか、「○○さん昔モテてたでしょ」と言ってきます。さらに、練習以外でもご飯に行くようになったり、4か月後には相手の家に行くようになったり…。
一線を超えるという事はないのですが、マッサージし合ったり添い寝をしたりと周りの人には言えないような仲になっています。
後々そのサブカノに(15歳以上も下の子なのでサブカノというのもおこがましいのですが)「俺の何が良かったの?」と聞くと「一生懸命なところがかっこいいと思って」と言ってくれました。もしかしたら、走っている間は下心が1ミリもなく女性に見向きもしなかったのが良かったのかもしれません。
といいつつも、たまたま近くに私がいたので引っかかってくれたのではないかとも思っています。
そんな奇跡的に仲良くさせてもらってるサブカノですが、いつ愛想尽かされるか分からないので、体型だけでも彼女に見合うようにしていきたいところです。
メタボでもサブカノができた!奇跡は起きる!
実はランニングクラブなど、スポーツをする集まりで仲良くなる男女はまあまあいます。
もちろんそれ目当てで行ったらうまくいかないと思うのですが…。
最後に私の意見ですが、年を取ったらルックスよりも体型の方に目がいくのではないかと考えています。
かっこよくなくても、ある程度体が絞れていたらサブカノができ易い。
メタボだった私でもサブカノができたので、体が絞れている人ならサブカノを作るのがより簡単かもしれません!